ビタミンDは脂溶性のビタミンで腸管からのカルシウムやリンの吸収を促したり、腎臓での再吸収を促進する作用があります。
不足するとカルシウムが骨や歯にスムーズに沈着されず、もろくなってしまいます。ビタミンDはどの世代でも重要ですが、特に高齢者や閉経後の女性のビタミンDが欠乏すると、骨祖しょう症になり、骨がもろくなり骨折しやすくなります。骨折が原因で寝たきりになるケースも少なくありません。
骨祖しょう症の予防には早い時期からカルシウムやビタミンDを十分摂取することが大切です。
ビタミンDは日光に当たるだけで体内合成できるビタミンですが、食事からも摂るよう心がけてください。
成人男性:5.5μg
成人女性:5.5μg
にしん燻製(1枚130g)60μg、あんこう肝(1切れ50g)55μg、黒かじき(1切れ100g)40μg、白きくらげ(2個4g)40μg、紅サケ(1切れ100g)33μg、真いわし丸干し(4尾60g)30μg、さんま(1匹150g)30μg、うなぎの蒲焼(1串100g)20μg、銀ざけ(1切れ100g)15μg、真かれい(1切れ100g)13μg、きくらげ(10個3g)13μg、鶏卵(1個60g)1μg
ビタミンDはカルシウムと一緒に摂ると栄養効果を最大限に発揮できます。
魚は骨の部分にカルシウムが、内臓部分にビタミンDが多く含まれています。丸干しの魚や小魚を丸ごと食べると効率が良いです。