ビタミンAは目や粘膜、皮膚の健康を保ち、成長を助けたり、病気の回復を助けます。
色を見る力にもかかわっていて、とくに夜盲症や視力低下を防いでいます。
動物系のレチノールと植物系のカロテノイド(β-カロテンなど)があります。カロテノイドは体内でビタミンAにつくりかえられてから作用するプロビタミンAです。緑黄野菜や果物などに多く含まれています。抗酸化作用が強く、さまざまな生活習慣病やがんの予防作用に効果があるとされています。健康のためには1日に緑黄色野菜120g、淡色野菜230g、果物200gを摂るのが良いとされています。
成人男性:850μgRE
成人女性:700μgRE
※REはレチノール当量(レチノールに換算した値)です。
鳥レバー(50g)7000μgRE、豚レバー(50g)6500μgRE、牛レバー(50g)550μgRE、あんこう肝(1切れ50g)4150μgRE、うなぎ肝(1串50g)2200μgREうなぎ蒲焼(1串100g)1500μgRE、岩のり(10g)230μgRE、モロヘイヤ(50g)420μgRE、にんじん(50g)380μgRE、あしたば(80g)350μgRE、西洋かぼちゃ(100g)330μgRE、だいこん葉(50g)160μgRE、小松菜(50g)130μgRE、チンゲン菜(70g)120μgRE、すいか(200g)140μgRE、干し柿(1個70g)80μgRE
ビタミンAが不足すると、肌のうるおいがなくなり、カサカサになり、いわゆるさめ肌になって粘膜も角質化します。
ビタミンAは肌(粘膜)を丈夫にし潤いを保ち、お肌だけでなく、鼻・のど・胃などの粘液を丈夫にし、異物の侵入を防ぎます。
そのため、抵抗力を高め、風邪や病気にかかりにくい体にしてくれ、アレルギーも防いでくれます。