別名「神経ビタミン」とも呼ばれ、神経の機能を円滑に保つ機能があります。また糖質が代謝されるときに必要な栄養素で、ビタミンB1が不足すると糖質がきちんと代謝できず、「乳酸」などの疲労物質が体内に蓄積され、疲労感が強くなります。
その他、物忘れがひどくなったり、憂うつな気分に陥ったり、イライラするといった症状が現れます。
特に現在では、ストレス状態にさらされることが多いうえに食事も外食やインスタント食品、加工食品で済ませることが多く、潜在性ビタミンB1欠乏症の人も多くなっています。
ビタミンB1は摂り過ぎると体外に排出されてしまう為、毎回の食事で少しずつ摂るように心がけましょう。
成人男性:1.4mg
成人女性:1.1mg
豚ひれ(100g)1mg、豚もも(脂身あり)(100g)0.9mg、豚ロース(脂身あり)(100g)0.7mg、うなぎ蒲焼(1串100g)0.75mg、大豆(50g)0.4mg、えんどう豆(50g)0.35mg、たらこ(1/2腹40g)0.3mg、紅さけ(1切れ100g)0.25mg、いんげん豆(50g)0.25mg、子持ちカレイ(1切れ100g)0.2mg、鳥レバー(50g)0.2mg、生そば(1玉130g)0.25mg、玄米(1膳130g)0.2mg、麦芽精米(1膳130g)0.1mg
※ビタミンB1は水に溶けやすく熱に弱い性質があります。調理過程で壊れてしまう可能性が高いので意識的に多めに摂りいれましょう。
にんにくやねぎ類を包丁などで切った場合アリシンという成分が発生しB1と反応するとアリチアミンを生じます。この成分はB1と同等以上の働きがあり、水にも溶けにくく熱にも強く、体内にも長くとどまる特徴があります。