ビタミンB6は、水に溶ける水溶性ビタミンで、皮膚炎を予防することから発見されたビタミンです。
ビタミンB6は、食品から摂ったタンパク質をアミノ酸に分解したり、アミノ酸を原料に皮膚や髪の毛、爪などの人体のタンパク質を作る手助けをします。食生活の欧米化が進んだ現在、摂取するタンパク質の量も増えてきています。不足しないよう気をつけたい栄養素の一つです。また、体外から侵入した病原菌を攻撃して無力化させる免疫物質を作るのにも欠かせません。体内にためておくことが出来なのでこまめに摂るようにしましょう。
成人男性:1.4mg
成人女性:1.2mg
さんま(1匹150g)0.77mg、かつお(1切れ100g)0.75mg、メジマグロ(1切れ100g)0.73mg、真あじ(1尾150g)0.6mg、バナナ(1本160g)0.6mg、紅ザケ(1切れ100g)0.4mg、牛レバー(50g)0.45mg、牛ひれ(100g)0.37mg、鶏レバー(50g)0.33mg、牛もも(脂身あり80g)0.27mg、赤ピーマン(1/2個75g)0.28mg、黄ピーマン(1/2個75g)0.2mg、夏みかん(1個35g)0.18mg、さつまいも(50g)0.14mg、玄米(1膳130g)0.27mg、生そば(1玉130g)0.2mg、柿(1個200g)0.12mg
ビタミンB6は、身体中にたんぱく質(アミノ酸)を供給する働きがあります。特に、皮膚の新陳代謝への影響が大きく、ハリやツヤのある、みずみずしいお肌を作るには、ビタミンB6が大切になってきます。
不足すると、皮膚炎や口内炎、貧血、脂肪肝になることが知られています。